キャリアサポートガイド
最近の社会情勢の関係から、面接試験をはじめとした対面でのコミュニケーションをWEB を使って実施するケースが激増してきています。対面でのコミュニケーションとは異なる対応が求められますので、マナーやコツについておさえておきましょう。
企業からWEB面接を指示された時には、まず、下記の3つの条件を揃えてください。
面接試験とは関係ない会話が聞こえてくると、あなたも面接担当者も集中できません。大声での笑い声などが入ってくると場合によっては不快に感じる担当者もいるので注意しましょう。
照明が暗い場所はなるべく避けましょう。表情が良く見えなかったり、あなた自身の印象も影響を与えることになります。
安定した通信回線が使える場所を選びましょう。普段スマフォのテザリングを利用してインターネットに接続している人などが、面接中に通信容量やバッテリー残量の関係から映像や音声が途切れてしまうケースも見受けられますので注意が必要です。
カメラを見ながら話すと、画面を見ている担当者は自分に話しかけられているように感じる。人事担当者が話している時は、担当者の顔をしっかり見て、うなずく等の理解の表現をして示しましょう。
面接官の顔が映るウインドウは、WEBカメラの位置に近づけて表示し、WEBカメラと面接官ウインドウとを目線が移動しても、面接官側に不自然さを与えないようにする。
全身を映す必要はない。また、顔だけがアップで大写しにならないように位置や距離感を調整しておく。
ポスターなど余計なものが写りこまないように注意する。後ろに人が通ったりしないような場所が望ましい。また、バーチャル背景、背景ぼかしを使用しないようにという企業もあるので、場所の確保をしておくこと。
「私服で」と指定がある場合は別ですが、対面面接と同様スーツ着用で、女子はメイクもしておきましょう。「私服」の場合は、T シャツはNG です。清潔感のある服装で、襟元を整えて臨みましょう。
背景に余計なものが映りこまないように注意しましょう。部屋が散らかっている様子や、趣味の物などが映ってしまわないように注意しましょう。背景は壁だけという環境を作り周囲の明るさにも気を付けてください。
携帯電話の電源はOFF かマナーモードにし、 WEB 面接中に携帯電話が鳴らないようにしておきましょう。自分の部屋で行うため意外と忘れがちになります。サイレントモードでバイブもならないようにしておきましょう。
パソコン上の他のソフトは落としておきましょう。場合によっては資料などを画面共有してお話しするケースもあります。真剣度をアピールするためにも、面接会場と同じ環境を自分で作るようにしましょう。
周囲の雑音に注意しましょう。WEB 面接で使うマイクは、周囲の雑音も拾います。テレビや音楽CD をつけたままで面接をしていると、その音も拾ってしまう可能性がありマイナス評価につながりかねません。WEB面接の時間は音を出さない配慮をいただくなど、周りの人に協力をお願いしてください。
Skype やFacebook などですでに私用のアカウントを持っている場合は、Skype などのアイコン画像、プロフィールを就活用に変更しておきましょう。そのアイコン写真や誰でも見られるプロフィール文に注意してください。無難な風景画か自分の画像、デフォルトの何もない白紙にしておくのが良いでしょう。
事前に回線や音声のテストをしておきましょう。マイクやカメラのオン・オフ設定や接続環境、Wi-Fi 設定なども事前によく確認しておいてください。
通信トラブル等により、オンラインでの面接が出来ない、あるいは、中断して復旧できない場合に備えて、先方の連絡先(電話番号、メールアドレス)を手元においておく。
カメラに目を合わせなかったり、逆にカメラを凝視してしまうと、先方が受ける印象が悪くなります。カメラに全く視線を合わせないということが無いように、しっかりと前を向いて受けましょう。
事前に調べたり準備した資料を手元に置いても構いませんが、資料に目を置くあまり下を向きっぱなしというのはNG です。目線の延長にある壁に貼り付けたり、パソコン画面に「メモ帳」などに書いたりして貼り付けておくなど、自室で面接を受けるメリットを最大限享受しましょう。
面接会場にいるのと同様に挨拶は絶対に欠かせません。開始時と終了時には「よろしくお願いいたします」「ありがとうございました」と挨拶を忘れないようにしてください。頭を下げたお辞儀も。家にいるためにうっかりお礼を忘れてしまう人がいます。WEB 面接の様子は録画保存されて他の担当者も観るケースがありますので、挨拶をはじめとした基本的な礼儀は必須事項となります。
グループディスカッションとは、与えられたテーマについて複数の学生同士で議論を行い、そのプロセスを面接担当者が評価する選考方法です。近年は、このグループディスカッションをオンライン上で進行するケースも増えてきています。
グループディスカッションの基本的な進行については、「面接対策」←リンクを参考にしてください。ここでは、オンラインで行われる場合の注意点について説明します。
オンラインでは、対面とは違い、発言のタイミングがはかりずらい部分があります。発言の被りやそれに伴う譲り合いなどを避けるために、自分が発言する際には挙手をしたり、前の人の発言の後に「発言良いでしょうか?」といった具合に、発言したいという意思をわかりやすく表明してみましょう。
オンラインでは分割された小さな画面でメンバーの反応を察する必要があるため、グループの雰囲気を掴みづらいところがあります。表情や視線、動作といった言語以外のメッセージが伝わりにくいため、いつもより表情を豊かに、身振りも大きくすることが大切です。また、メンバーが発言しているときは、相づちを大きく打つことも効果的です。
名前が表示されるWeb会議ツールであれば問題ありませんが、そうでない場合は、自己紹介時などに各自メモしておくき、とっさにメンバーの名前を呼べるように名前を控えておきましょう。
オンラインということで、自宅などでリラックスして受験できるのはメリットですが、油断は禁物です。つい普段の振る舞いやクセが出てきてしまわないように、対面時と同じような必要になります。
<印象を悪くしてしまう振る舞い(例)>
・腕組みをする
・髪をいじる
・イスにもたれかかって座る
・ペンまわしをする
・顔を上げずにメモばかりとる 等