キャリアサポートガイド
国家公務員 検察庁 内定
法政経学部 法政経学科
山口 葉月さん
撮影協力:千葉大学写真部
1年生から3年生の12月まで民族舞踊部に所属し、指導部長、企画部長、渉外など、様々な役職を経験しました。また、百貨店の総菜屋でのアルバイトを1年生から続けていたほか、ファミレスでも1年半ほどアルバイトをしました。加えて、大学2年生の時に、授業の一環で千葉市内のボランティア活動に参加しました。
高校生の頃から、漠然と将来は公務員になりたい(地元の県庁で働きたい…)と考えて、法政経学部を選びました。大学3年生の6月から、千葉大学生協の公務員講座を受講し、講座に沿って、数的処理や法律、経済の一次試験対策から始めました。
面接対策として、志望機関の研究に力を入れました。参加できる説明会には全て参加した上で、受験する機関ごとに、学チカや関心事項として話すエピソードをそれぞれ準備する工夫をしました。また、併願先の選定についても、業務目的や業務性質の共通性を考慮して、ある程度の一貫性を持たせることも意識しました。
千葉大学生協公務員講座で面接練習から就職相談まで、幅広いサポートを受けることができたため、こちらの講座以外は特に利用しませんでした。面接対策を特に意識していたこともあり、面接練習は10回以上参加しました。
1日の活動時間の全てを勉強に費やすことや、家に籠り続けることが苦手な性格なので、引退してからも部活動に参加したり、夕方からアルバイトを入れたり、友人とごはんに行ったりと、勉強以外の予定も入れるよう心がけていました。
就職後もずっと学び続け、キャリアを磨くことのできる仕事に惹かれました。説明会や面接を通して、職員の方々の雰囲気が自分に合っていると思ったこと、県内に住み続けられること(基本的に採用検察庁及びその支部内での異動で、希望者は県外に転勤もできる)、ワークライフバランスがしっかりしていることなども決め手になりました。
大学2年生までに単位を取れるだけ取っておくことです。これをしたおかげで、私は3年生から始まった公務員講座、大学の授業、アルバイト、更には部活動の運営で忙しかった日々に対応できました。また、4年生の前期は筆記試験や面接のピークになるので、この時期の大学の授業は最小限にするべきです。そのためにも、公務員を目指される方は、大学の単位は取れる時に取っておくことをおすすめします。
集団討論、グループワークの対策をもっとやっておけばよかったと感じています。私は集団討論やグループワークで容赦なく落とされました。1人での練習には限界があると思うので、就職支援サービスを上手く活用して、慣れておくことが大事だと思います。また、ニュースを見る、新聞を読むといった習慣をつけておくことで、一次試験で出題される時事問題の対策になります。日頃から意識的にニュースに触れるようにしておけば、試験直前に時事問題を覚える負担を減らせたかなと感じています。
私は部活動を引退するまでまともな勉強時間が確保できず、ずっと焦りや不安を抱えたまま勉強していました。だからこそ、短期集中で試験に臨めたのかもしれませんが、公務員試験対策は早めに始めるに越したことはないと思っています。試験勉強の期間も合わせると、1年以上の就職活動になりますが、最後まで諦めなければ結果は付いてきます。公務員にも様々な機関や職種があり、必ずやりたいと思える仕事を見つけられると思います。公務員の受験を決めたときは不安が大きいかもしれませんが、まずは目の前の勉強から一つ一つ頑張ってみてください。応援しています。