キャリアサポートガイド
国家公務員 特許庁 内定
理学部 地球科学科
濱島 正一さん
撮影協力:千葉大学写真部
理学部の地球科学科に所属し、地震や断層に関連する研究をしていました。千葉大学までは2時間以上かけて通学していたので、サークル活動には参加していませんでしたが、塾講師とスーパーマーケットのアルバイトが好きだったので、放課後はこちらのほうに時間をつかっていました。
公務員を目指そうとした時期は大学二年生の中盤くらいでした。国家公務員に内定していた姉を通じて、公務員の良さを知ったことがきっかけです。まずは筆記試験に受かることが大前提になるので、様々な科目があるうち、配点の高い科目(数的処理・文章理解など)の勉強から進めていきました。それと同時に、どこの省庁を目指すか決めるために情報を集め、説明会に参加していきました。
しっかりと計画を立て、早め早めの行動を心掛けていました。何をいつまでにこなすかを整理するためにTo doリストを作り、実際の進度により、適宜、見直しをかけていました。また、公務員の就職活動においては、民間よりも勉強時間の確保が大切になるので、塾講師のシフトが入っていない時は、塾のスペースを借りて生徒と一緒に勉強するなどして、勉強時間の確保とモチベーションの維持を図っていました(笑)
千葉大学生協の公務員講座が非常に充実していました。講義動画はもちろんのこと、面接練習も多く利用し慣れていきました。本番の面接でも練習で聞かれたような質問がほとんどだったので、役立ったと感じています。また公務員試験は数多くある試験日程や試験への申し込み方法などを自分で調べ管理していくのはとても大変なので、まとまったデータを随時提供していただけたのは、非常にありがたかったです。窓口の雰囲気も温かく、気軽にわからないことを質問しに行くことができました。
友人とごはんに行くことです。やはり人と話すことが一番のストレス解消法だと感じました。友人の苦労話も聞くことができ、お互いに頑張っていこうという気持ちになることができました。
国家公務員試験は筆記試験に受かった後、おおよそ三つほど志望省庁に面接を受けに行くことができます。はじめは自分が地球科学科に所属していることから環境省に入省したいと考えていましたが、面接で通らなかったため第2希望であった特許庁を選びました。国土交通省からも、良い結果をいただいていましたが、特許庁の総合職は理系学生のみを募集しており、理系ならではの専門性を活かせることや、説明会に参加した際の職場の雰囲気の良さに惹かれ、自分が安心して仕事ができる姿が想像できたことが決め手となりました。
英検をもっていることが筆記試験に加点になるため、英検準一級を取得したことが役立ちました。仮に筆記試験で多少うまくいかなかったとしても、加点によりカバーすることができるという安心感を得られました。また説明会に多く参加して、自分よりも熱量の高い学生たちから刺激を受けたことは、自分のモチベーションの維持につながりました。こういった経験からも、説明会への積極的な参加は重要だと感じました。単なる説明会だけでなく、採用担当者との1対1の面談や、ディスカッションやグループワーク型のイベントなど、様々なものに参加するようにしていました。
ガクチカとなるものを大学一年生のときから決めて頑張っていくこと、、、。実際の面接では、これが一番多く聞かれましたが、自分はサークルに参加していないこともあり、なかなか話すのが難しかったです。逆にここが強みの人は自己アピールがかなりスムーズにいくと思いました。
一般的に国家総合職は公務員試験の中でも難関とされており、初めは絶対に無理だと考えていました。しかし、諦めずにコツコツと努力をしていったことが、合格を掴んだ今の自分につながっていると思っています。民間志望の皆さんも含め、自分の限界を初めから決めずにチャレンジしていくことが大切だと思います。就職先がすべてではないですが、今後の自分の人生を大きく左右するひとつとなるので、後悔のないような選択ができればと思います。頑張ってください!