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藤田誠 特別栄誉教授が「卓越教養特論」で千葉大学生に講演

掲載日:2021/06/16

 千葉大学の卓越大学院プログラム「革新医療創生CHIBA卓越大学院」では、俯瞰力や多角的な視点、柔軟な思考を涵養することを目的として、様々な分野を代表するリーダーの講演を学生自らが企画し実現する講義科目「卓越教養特論」を開講しています。
 6月4日(金)の授業では、千葉大学特別栄誉教授でもある、東京大学大学院工学系研究科 藤田誠 教授に、「自己組織化とものづくり:結晶スポンジ法の天然物化学、創薬研究への応用」をテーマとしてご講演いただきました。

左・中:藤田教授の講演
右:「卓越教養特論」を企画する卓越大学院生(左:小野さん、右:今井さん)と藤田教授

 有機化学の分野で多くの顕著な研究実績をおさめ、ウルフ賞をはじめ数々の賞を受賞されている藤田教授。このたびの授業では、中心的な研究成果である「結晶スポンジ法(CS法)」の仕組みや考え方の説明と共に、分子の自己組織化の研究から視点を変えたことがCS法の発見に繋がったという自らの経験や、CS法により天然化合物の解析効率が飛躍的に向上することで創薬研究の流れが変わっていくのではないか、という将来像について講演されました。医学・薬学分野の研究者をめざす学生たちにとって刺激的な時間となり、講演後の質疑応答は大いに盛り上がりました。

 今回の講演会を企画した、大学院医学薬学府博士課程3年生の今井萌乃さんは、「藤田先生が開発されたCS法の特徴から天然物化学をはじめとする様々な分野への応用に至るまで、分かりやすくご講演いただき大変勉強になりました。特に、CS法が食品開発や天然創薬研究にすでに導入されていることを知り、基礎研究が短期間で実用化されたことに驚くとともに、今後CS法が普及し当たり前の技術になると強く感じました。今後の糧となる貴重なご講演をいただき、誠にありがとうございました。」と講演を振り返りました。

関連リンク:
千葉大学初の特別栄誉教授称号を授与(2018.7.24)