掲載日:2011/03/24
学生部学生支援課 学生相談室
総合安全衛生管理機構 メンタルヘルス相談室
この度の東北地方太平洋沖地震に伴い被害に遭われた学生・ご家族・ご親族にはこころからお見舞い申し上げます。地震発生以降、みなさんは体調などを崩していませんか? 大きな揺れを経験し、不安な思いをしていませんか?また、自分自身や知り合いが被害に遭い、辛い思いをされていませんか?
その後のTV報道などでは、被災地の大変な状況を目にすることも多く、心理的・身体的に不安定になっている方もいるのではないかと心配しております。
このような大きな災害のあとは、下記のような状態になる場合があると言われています。
①災害のことが不安で気になってしまい、いろいろなことが手につかない(とにかく、災害のことを話さなくてはいられない気持ちになる)
②反対に、まったくそのことに触れたがらない(災害が起きたことすらなかったようにしている)
③他者との接触を遮断し、孤立する(誰とも話をしたくない、外へ出ることが怖い等)
④身体の不調がある(不眠、食欲不振、頭痛等)
⑤災害による被害を自分の責任のように感じる
これらは多くの場合、災害によるものです。被害の状況が改善していったり、気持ちが落ち着いていくことで、そのような不安な気持ちは徐々に解消されていきます。心身に不調を感じたり、友人の様子が心配な時などは、一度学生相談室に相談に来てください。
また、今回の震災に乗じて、みなさんの不安を煽り、救われる方法を説いてくる人や集団があるかもしれません。悲しいかな、「義援金詐欺」等の犯罪も耳にします。そういう場合にも、一人でがんばって何とかしようとしないでください。困った時にはかならず連絡してください。よろしければ一緒に、考えていきたいと思います。
学生相談室(西千葉キャンパス内厚生施設2階:生協トラベルセンターの上)
TEL 043-290-2235 E-mail gsoudan@office.chiba-u.jp
開室時間:午前9時~午後5時
(事前に連絡いただけると、きちんと時間を作ってお話をうかがうことができます。)
※亥鼻・松戸キャンパスの方も相談可能です。(各キャンパスにも相談室があります。)
◆学生相談室に来所した方と相談し、総合安全衛生管理機構(メンタルヘルス相談室)に紹介する場合もあります。
◆総合安全衛生管理機構(メンタルヘルス相談室) 電話:043-290-2216
【参考】こころのセルフケアについて
今回の震災を体験したことで、気持ちが不安定になっていませんか?学生相談室では、そのような皆様のお話を伺う準備をしておりますが「春休みで自宅にいるので大学にいけない」「帰省中のため千葉には戻らない」などの場合は、下記の相談窓口が開設されていますので、利用してみてください。(TELが込み合っている場合もあると思いますが、ご了承ください。)
東北地方・太平洋沖地震対応
心の相談緊急電話 0120-111-916 (フリーダイヤル)
相談内容
◎被災者の方々の、被災に伴う精神的な悩み・問題に関すること
◎支援活動に関係する方々の精神的なサポートに関すること
◎PТSD防止と対応に関する啓発的支援
◎原発損壊に伴う各種不安に対する啓発的支援
開設日時
2011年3月19日(土)~4月23日(土)の毎日
(推移により延長することもあります)
午後1時~午後10時
担当者
精神科医師、臨床心理士、保健師、精神保健福祉士等
震災・原発・計画停電などの情報が気になるとは思いますが、あえてTVを消してみてはどうでしょうか? ラジオを聴いたり、好きな音楽を聴いたりするのも、こころを少し軽くする方法です。時には、自分の好きな趣味のために時間を使うのもいいでしょう。軽い運動も気分転換になります。こういう時期に...という思いもあるかもしれませんが、それは決して悪いことではないと思います。