千葉大学予防医学センターとリアルワールドゲームス(株)が共同研究―位置情報付きゲームアプリで歩いて健康になれるまちづくりを―

2023年07月28日

研究・産学連携

千葉大学予防医学センター(教授:近藤克則、特任准教授:中込敦士)(以下、予防医学センター)は2023年4月1日より、リアルワールドゲームス株式会社(代表取締役社長:清古貴史)(以下、リアルワールドゲームス)と新たな共同研究を行っています。

予防医学センターでは、ゼロ次予防戦略に基づき、「暮らしているだけで健康になれるまちづくり」を目指して産学共同での様々な取組みを行っています。これまでの研究で、住まいや街といった社会環境・建造環境に加え、情報環境も健康に影響を及ぼすことが分かってきました。
リアルワールドゲームスは、自社開発の位置情報アプリを、特定の地域や公共交通機関とのコラボレーション企画に導入することで、ゲーム要素を取り入れた数々のまちおこしアプリの開発やイベントの開催を行ってきました。これらは、まちづくりの過程で重要な観点となる、まちの資源の「見える化」を可能とし、ゲーム性を伴った楽しい移動体験を提供可能です。
この度の共同研究は、位置情報付きゲームの技術がまちづくりを可視化し、さらには情報環境をデザインし歩行を促すことで、ヘルスケアにもつながる点に着目し、開始されたものです。リアルワールドゲームスは、産学共創「WACo(Well Active Community)」コンソーシアムを構成する一員として、今後ともに、人々の交わりと健康を実現する楽しい仕掛けを開発し、予防医学センターでその効果検証を行っていきます。

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