社交不安症の患者に対する認知行動療法の治療効果を
安静時脳機能MRIで証明
~社交不安症患者の治療効果を予測するバイオマーカー開発に期待~

2024年01月24日

研究・産学連携

 千葉大学子どものこころの発達教育研究センターの栗田幸平特任研究員、平野好幸教授、清水栄司教授らの研究グループは、fMRIを用いて測定した視床と前頭極の安静時脳機能ネットワークが、社交不安症に対する認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy: CBT)の治療反応の強さの予測に利用できる可能性を見出すとともに、CBT前後で大きく脳活動が変動することを発見しました。本研究により、治療前の安静時fMRI画像を撮ることで、CBTが効果的な患者かどうかを判断できる可能性があります。

 本研究成果は、学術誌Frontiers in Psychiatryに2023年12月21日(現地時間)オンライン公開されました。