千葉大学とNEDOが起業家支援に関する相互協力の覚書を締結―大学発スタートアップの創出や支援人材の育成などで連携―

2021年06月25日

大学からのお知らせ

社会連携

千葉大学と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、千葉大学発スタートアップの創出に向けた支援やスタートアップ支援人材の育成などに連携して取り組むことに合意し、相互協力の覚書を2021年6月25日付で締結しました。

  • 左から、久木田正次NEDO理事、藤江幸一千葉大学理事

  • 覚書調印式の様子

1. 覚書の目的

千葉大学とNEDOが個別に有する人材育成、産学官連携機能等を相互に活用し、起業家教育、新規技術の企業化等の分野において連携を図ることにより、日本の科学技術イノベーション力の向上及び人材育成に貢献します。

2. 覚書の内容

(1)大学発スタートアップ創出に向けた活動の活性化
千葉大学が実施する大学発スタートアップ創出に向けたビジネスプランコンテスト「なのはなコンペ」と、NEDOが実施する「NEDO Technology Commercialization Program(TCP)※1」とが連携し、千葉大学発スタートアップの創出に向けた支援を活性化します。

(2)研究開発型スタートアップのための伴走支援人材やオープンイノベーション推進人材の育成
NEDOが実施する高度専門支援人材の育成事業などへ優先的に人材を派遣し、千葉大学の研究開発型スタートアップのための伴走支援人材やオープンイノベーション推進人材を育成します。

(3)NEDOカタライザー※2の招聘
千葉大学発スタートアップや起業を目指す人の相談に対し、NEDOカタライザーを無償で招聘することができます。

【千葉大学 藤江幸一理事のコメント】
NEDO様とはこれまで、ナショナルプロジェクトの受託研究で連携しておりましたが、大学発スタートアップを担う起業家支援の相互協力で、これまで以上に連携を進める運びとなりました。今後、日本のイノベーション推進を担うNEDO様と連携し、大学発スタートアップ創出に向けた支援で相互協力を進めていくことにより、国内のイノベーション創出に貢献します。

【NEDO 久木田正次理事のコメント】
千葉大学様は、シーズの社会実装の強化に意欲がある、全国有数の高い研究力で知られる総合大学です。千葉大学様の大学発ベンチャー創出の取り組みの活性化を支援するとともに、日本のテクノロジーイノベーションの底上げの貢献に努めます。

※1 NEDO Technology Commercialization Program(TCP):技術を基に起業して事業を大きく拡大させたいと考えている起業家、起業家予備群、起業意識のある研究者などを支援するためのプログラム。
※2 NEDOカタライザー:NEDOが委嘱したスタートアップ支援経験の豊富な有識者(技術経営アドバイザー)。